2013年03月24日

「みんなで学ぶ放射線副読本: 科学的・倫理的態度と論理を理解する」福島大学放射線副読本研究会監修 後藤忍編著 合同出版 待ってました。批判力判断力考える力を育て放射能防護ができるよう、福島大学生にも学んでほしいです。

「みんなで学ぶ放射線副読本: 科学的・倫理的態度と論理を理解する」福島大学放射線副読本研究会監修 後藤忍編著 合同出版

3月11日にやっと発売されました。待ちに待っていました。(お知らせが遅れてすみません。もうアマゾンでも買えます!)

昨年3月に出された初版のものも幾度となく読みました。PDF版も読ませていただきました。でもこうして、一般書籍となったものを手に取ってみると、とても読みやすく、そして使いやすいんです。 

この本をぜひともいろんなところでつかってほしい。とくに、福島大学全学生の学びに使ってほしいです。保護者として切望しています。

なぜなら

●保護者の会では以前より放射線量が国の法律で決められた基準を上回っている、いわば異常な環境である福島大学金谷川キャンパスで長時間すごしている学生たち全員に、放射線に関する教育を大学として積極的に行ってほしいと要望してきました。

●「知の拠点」としての当地の国立大学である福島大学の学生が、もしも放射線に関して意識が低いのであれば、それはとても残念なことです。たとえば、福大の学生がだれかに「あなたは現在自分が生活している環境をどう認識していますか?」と聞かれたときに「なんとなく大丈夫だ」または「なんとなく不安だと思う」という答え方をしてほしくないんです。まず、全員に基本的なことを知ってほしい。そして、それぞれが自分で考え判断し、放射線防護を行ってほしいと思っています。

●この本はまずわかりやすいです。中学生以上の子どもたちから一般市民が読めるように、と、子どもでも、忙しくても、老眼でも(笑)読めます。放射線に関する用語、組織や機関、今までに起きたできごとなどに注釈をつけてくれています。基本的なことをひとまとめにしてくれています。

●実際に起きたできごとを中心に話を進めているので、興味関心がより高められます。

●たくさんの人の協力でつくられたとのことです。(初版の発表からたくさんの人から関心を寄せられ、さまざまな意見を参考にこの本ができたとのことです。)

●さまざまな見解があるのかわかります。

●公平性に配慮されていて、一方的な考え方を押し付けられません。

●答えの出ていない問題に対してより考えられるように、批判力や判断力を育てられるようにつくられています。「考える際のヒント」がとても役に立ちます。

●ドイツの副読本と日本の副読本が比較できます。おもしろいです。

考えてみればいまだかつてこのような教材を私たちは手にしたことがあったでしょうか。海外の教科書などでは見たことがありますが、中立的にさまざまな情報を提供して、「さあ、自分の意見を考えよう」という性質の教材は、公立の学校で使われている教科書にはなかったのではないでしょうか。こんな本が日本で生まれるなんて、実は感激しています。「ここから始まるのではないか」とも思っています。この本を読んで、たくさんの人たちに議論してほしい、対話してほしい、調べてほしい、行動してほしい、切に願っています。(東)

posted by 311・≧19 元福島大学保護者有志の会 at 22:32| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月12日

「きみの命は、今きみが思っているほど軽くはないのだから。私にとって、家族にとって、世界でたった一人のきみだから・・。」ニューヨーク在住のシンガポール人の若者が撮ってくださったフィルム、現状、そして親子の気持ちをよく伝えてくれていますhttp://www.youtube.com/watch?v=AQydg6d05kU&feature=player_detailpage。

震災後、2年。

ジャーナリストの守田敏也さんがご紹介くださった、ニューヨーク在住のシンガポール人の若者Dionさんが撮影してくださったフィルムです。避難する、残る、家族の中でも意見が分かれ、別々に暮らしている人たち・・。特に中高生、大学生、若い人には今の生活を続けることが一番大切でしょう。それを十二分に理解しながら、それでも将来のことを思い、大切なわが子の体や心について心配する親。小さい兄弟がいたら、より問題は複雑です。

冒頭の部分、親の気持ちを本当に的確に伝えてくれています。「朝目覚めてから夜眠りにおちるまで、きみを思う、まるで体がちぎられそうになるほどつらい。・・・きみの命は今、君が思っているほど軽くはないのだから。私にとって家族にとってたった一人のきみだから」

残った少年は話します。「1年5か月前から何一つ変わらない。できればみんなで避難したい。この問題が解決したらまたかぞくみんなで住めるのに・・。たった一人で戦っているようにしか思えない。もっとみんなで一緒になって騒げば、なにかしらになるでしょうけれど。」

専門家のコメントも入っています。とても核心をついてくださってます。

「知っている人間は伝えていく義務がある。放射能は日一日と子どもの体にたまっていく、それを知りながら声をあげないことはおぼれた子どもをほおっておくというのと同じです」

最後のほう、守田さんが「政府に対する信頼は強い。しかし政府はその信頼に対して非常に大きな裏切利を繰り返してきた。私たちは騙される国民であり続けてはいけないと思います」と言ってくださっています。

そして、最後の少年からのメッセージをどうしても皆さんに聞いていただきたいと思います。

私たちは、人間として踏みにじられていると思ったときは、そう言わなければ何も始まらないし、そういう状況を目の当たりにしたときは何か行動を起こさなくてはいけない、と再び強く思っています。

このようなフィルムを制作してくださったDionさんに感謝しています。

ぜひご覧になってください。以下URLです。

"KAKUSEI: The Fukushima End " Pre-Screener

http://www.youtube.com/watch?v=AQydg6d05kU&feature=player_detailpage

posted by 311・≧19 元福島大学保護者有志の会 at 13:36| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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